アンサンブル青葉

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第36〜50回

目次

間違い探し

もうすぐ夏休み

携帯CMあれこれ

UW−ご安航を祈る

グリーンカーテン

清正さんと合奏しました

残暑お見舞い申し上げます

画伯のふるさと

ポニョのふるさと

チューナー功罪

古典に学ぶ

アンサンブル青葉メンバーが施設訪問

楽器の構え方

演奏の準備

化粧衣装の花舞台

 

 

 

36回 間違い探し                          平成23年79

 

今度友人のクラブの定演に賛助出演することになり、メインのオーケストラ曲のポケットスコアを購入しました。

フルオーケストラのスコアをマンドリン編曲のそれと比較してみますと、自分がオーケストラのどのパートを担当することになるのかが判って大変参考になります。

またスコアリーディングをしていくと、編曲者の癖や傾向・編曲の過程での苦労(?)が読めてきて、なかなか興味深いものがあります。一種の論文を読んでゆく感覚でしょうか。

 

さて、このポケットスコアには練習記号や小節番号がありません。今回それを自分で入れていった訳ですが、その作業中、間違いを発見してしまいました。それもポケットスコアの方に!

どうも1小節合わない所があり、よくよく見なおしてみますと音符の繋がりが不自然なところがありました。これはポケットスコアの間違い!

こちらは間違い探しに正答したようで、ちょっと愉快なひと時でした。

 

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37回 もうすぐ夏休み                         平成23716

 

というのは学生まででしたが、この季節は何となくウキウキとします。遠出をしてみたくなります。

筆者の小さい頃は、遠出というとまず汽車旅でした。

 

汽車旅には独特の雰囲気があります。

いつもと違う駅に行き、いつもと違うホームで待ち、いつもと違う列車に乗り込む。長い発車ベルの後、おもむろに列車は走り出す。そして、旅のイントロダクションともいうべき車内放送が始まる。

 

この車内放送に付き物だったのが、オルゴールです。最近の新幹線やその他の特急では、電子チャイムと合成音声の自動放送ですが、当時は車掌さんの肉声。その前に、必ずオルゴールが鳴っていたものです。

 

オルゴールの筆頭は『鉄道唱歌』。

♪汽笛一声新橋を はや我が汽車は離れたり♪ のメロディは、これから始まる汽車旅とまだ見知らぬ土地への憧憬を、いやが上にもかきたててくれたように思います。

 

鉄道唱歌はいつしか他のメロディに変わりました。

いくつかある様ですが、曲名が判っているのが『ハイケンスのセレナーデ』です。

この曲の第一主題の末尾、♪ラドファラソミド ミソレソド ド(8va)♪ が使われています。とても親しみやすく、こちらも旅への期待がふくらんでいったものです。

 

ところでこのハイケンスのチャイムは、まだJRの一部列車で聞くことができます。

もう少なくなりましたが客車列車ではまだ使われていますので、もし乗車することがありましたら是非耳を澄ましてみてください。

 

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第38回 携帯CMあれこれ                        平成23年7月23日

 

いまや市場を席巻する携帯、スマートフォン。お使いの方も多いことでしょう。

携帯各社も、CMに力が入っています。

 

まずS社。白犬の一家、すなわちなぜか犬がお父さんという一家が繰り広げるショートストーリーは毎回奇抜な展開で目が離せません。

このCMのバックに流れているのは、皆さんご存じの『くるみ割り人形』から『あし笛の精の踊り』。白戸一家のほのぼのとした日常をみごとに盛り上げています。

 

対するD社は、大物俳優やビックアーティストが携帯に扮するという大胆なCM。

現行シリーズで携帯役をやっているのは、あの桑田佳祐さんではありませんか。登場人物(というのも妙ですが)の携帯になり切って、走ったり頭を下げたりバスで居眠りをしたりの演技はコミカルで、登場人物が本気で笑ってしまうほどです。

 

このシリーズを盛り上げているBGMが、桑田さん書き下ろしの『明日へのマーチ』。

♪今日はついていなかったけど、明日はきっといい日が来る(大意)♪と軽快なリズムに乗って歌っています。

実はこの曲、筆者の注目曲。口ずさむと、雨上がりの後の青空を見上げた時のように、新しい一歩を、希望を持って踏み出していける曲です。CMが流れたら、ちょっと手を止めて聞いてみてください。

 

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第39回 UW−ご安航を祈る                       平成23年7月30日

 

 今公開中のアニメ『コクリコ坂から』で、主人公の少女が毎朝掲げる旗流信号。

これは国際信号旗による信号で、UWは「ご安航を祈る」という意味です。

かつてはWAY「汝の愉快なる航海を祈る」と掲げていました。信号を送られた船は、OVG「ありがとう。汝に感謝する」と返信していました。

 

 船はこのように、旗で会話をしています。

船たちの会話をちょっと覗いてみましょう。

 

国際信号旗には、文字旗26旗(アルファベットに対応)、数字旗10旗、代表旗3旗、回答旗1旗の計40旗があります。

旗流信号は、この信号旗を15旗組み合わせて行われます。

 

 例えば、停泊中の船のメインマストに中に白を抜いたブルーの旗が掲げられていたとします。

それはP旗、俗にブルーピーターと呼び、「本船は間もなく出航する。乗組員は帰船されたし」と呼びかけています。

 

 また、浦賀水道辺りでは、大型船にランチが接舷し、その時白赤の旗が掲げられるのを見ることができます。

それはH旗、「水先案内人乗船中」です。東京湾のように狭隘で航路が錯綜している海域では、水先案内人の乗船が義務付けられているのです。

 

一般に船舶の会話は、文字旗2旗による2字信号て交わされます。

先のUWの他、SN「直ちに停船せよ。さもなくば砲撃する」という物騒なものから、UT「行き先はどこか?」UU「行き先は…である」といったやりとりもあります。

 

ところで面白いのは、2字信号に補足語(数字旗1旗)を付け加えることにより、意味が変化することです。

例えばUW「ご安航を祈る」は数字旗の1を加えてUW1と掲げると「あなたのご協力を感謝する。ご安航を祈る」、同様にUW2で「あなたを歓迎する」、UW3で「あなたの帰港を歓迎する」となります。このあたりは音楽用語と似ていますよね?accel, poco accel, poco a poco accelのように)

 

かつて無線電信もなかった時代、船舶の通信にはこのような信号でお互いの意思を交わしていました。お互いの姿も見えず言葉も届かない時、旗流信号に込める思いがあったことでしょう。

この週末には、ちょっと遠出して船の会話を見に行きませんか?

 

 

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第40回 グリーンカーテン                         平成23年8月6日

 

節電の夏、皆さんいかがお過ごしですか?

昨年の異常な酷暑。皆さんも覚えていらっしゃる事でしょうが、今年も同様に酷暑に見舞われると覚悟して、流行りのグリーンカーテンにチャレンジしています。

聞くところではゴーヤが多いようですが、我が家ではゴーヤを食べられる人が殆どいないため、伝統的な朝顔で挑戦する事にしました!

 

5月は気温が低かったのでなかなか地植えできず、6月に入ってやっと地植えできました。

ところが地力が痩せているためか、蒔いた種の1割ぐらいしか芽を出さず、ガッカリ。

「大事な芽を枯らせてなるものか」と、それから毎朝早起きして、タップリの水をやり、蔓が伸びてきたら、窓に並行してネットを張りましたが、地面を這う事が好きな蔓が多く、なかなかネットに巻きついてくれません。

それでも愛情が通じたのか、最近では毎朝きれいな花を咲かせてくれ、ネットにも4本ぐらい巻きつき、徐々に上がってくるようになりました。

 

今、やっと窓下まで蔓が上ってきています。

これから暑さのピークまでにグリーンカーテンになるか?!早く成長してほしいものです。

 

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第41回 清正さんと合奏しました                      平成23年8月7日

 

日本マンドリン会の重鎮、清正 寛さん。

その清正さんの指揮で合奏を楽しむ集いが去る7月31日開かれ、我がアンサンブル青葉のメンバーからも九大出身の4名が合奏に参加しました。

 

これは九州大学マンドリンクラブ同窓会関東支部が主催し、主に関東地方在住の九大MCのOB・OGの方々による集いで、今年で8回目を数えます。

 

メンバーは昭和30年ご卒業のオールドタイマーの方から一昨年卒業のフレッシュマンまで、親子というより孫子という位の幅広い年齢層で34名が集まり、清正さんの指揮での合奏を楽しみました。

 

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演奏曲目:ミレナ(チャルダッシュ)、序曲ミルタリア、踊りとカンタービレ、海の組曲、夢見る想い(ギターアンサンブル)、二人の天使、黒いオルフェ(以上2曲フルート+ギターアンサンブル)、西域より、露小径、荒城の月幻想曲、交響的断章 マンドリンの群れ(マンドリニストの群れ)、アンコール(エスパニアカーニ)

 

演奏はKUMC同窓会の方、お客様もOB・OGとそのご家族、ご友人の方ばかり。清正さん自らの司会進行とあいまって会場は終始和やかなムード。合奏メンバーも、お客様も存分に演奏を楽しんでいました。

 

清正さんの益々のご活躍と、年齢差を越えた活動をする九州大学マンドリンクラブ同窓会関東支部の今後のご発展を祈念いたします。

 

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42回 残暑お見舞い申し上げます                    平成23年8月13日

 

全国的に酷暑が続いております。

この暑さの中、元気なのは蝉の声。早朝から晩まで(!)、ジィィィィージワジワジワジワミーンミーンミーンと大合唱です。

近所の庭や公園は当然として、毎朝通勤で通る外堀通り沿いの街路樹や外国大使館・ホテルの木立やビルの公開緑地からも聞こえます。蝉の声だけ聞いていると、ここが東京のど真ん中だとはとても思えません。意外な所での自然再発見です。

ここにツクツクボーシの声が混ざってきますと、夏もそろそろ…と思えてくるようになりますね。

それではお盆の時期、お元気でお過ごしください。

 

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第43回 画伯のふるさと                         平成23年8月20日

 

広島県瀬戸田町。ここは町全体が()(くち)島(と高根島)に属し、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の広島県側最後の島です。この夏、風光明美なこの島へ訪れる機会がありました。東京から新幹線で福山へ。そこから車で国道2号線経由しまなみ海道へ。向島・因島を過ぎると生口島に到着します。

 

島の中心地、瀬戸田へは生口島のインターチェンジから島を殆ど半周しなければいけません。なんでこんなに不便な所に…と思いながら投宿。宿の目の前は瀬戸田港の桟橋です。

やがて夕食の時間、ふと目の前の桟橋をみていると盛んに船が出入りしています。特に観光客でもない、地元の人々。中には自転車で乗り付けてそのまま乗船する人もいます。

そう、ここでは船が島々と本土を結ぶ主要な交通手段だったのです。瀬戸田の港は瀬戸田の表玄関、都会の駅・バスターミナルそのもの。各方面からの船が着き、また各方面に出航していく。むしろ自動車道が裏口だったのです。

道路のしまなみ海道が全通し、こうしたフェリー群も減便や航路廃止を迫られているところもある様ですが、昔ながら当たり前に海の道とともに生活する人々の暮らしに触れたようでした。

 

さて瀬戸田町は、日本画家で元東京芸術大学学長の故平山郁夫画伯のふるさとです。

平山画伯は仏教・シルクロードに題材をとった作品が代表ですが、しまなみ海道の島々の作品も多く、島内の『平山郁夫美術館』で公開されています。美しいふるさとの風景を前に筆を走らせる画伯には、格別の思いがあったことでしょう。

「私の原点は瀬戸内の風土である」と言った画伯のふるさとは、あくまで青い空と海、白い雲に囲まれたゆるやかな時間が流れる緑の島々でした。

 

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向上寺三重塔(国宝)。室町時代の建立。幼き頃の平山画伯は、この塔の裏山が遊び場だったとか。

 

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夕暮れの中、帰宅の人々を乗せたフェリーが出航していきます。遠く大三島の手前に瓢箪島が見えます。この島は、NHKの『ひょっこりひょうたん島』のモデルといわれています。

 

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宿の朝食。

コンロの上の魚がとてもおいしい。右の皿に乗っている海苔の佃煮も美味しく、この二つでご飯が3杯食べられました。

 

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平山画伯の『瀬戸田港から高根島を望む』というスケッチと同じ場所から撮ったものです。

 

 

 

 

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44回 ポニョのふるさと                        平成23年8月27日

 

広島県福山市(とも)。ここは瀬戸内海を行き交う船にとって潮待ち・風待ちの港として栄えた港町です。

その歴史は万葉の昔に遡ります。大伴旅人は『吾妹子が見し鞆の浦のむろの木は常世にあれど見し人ぞなき』と歌い、朝鮮通信使はその景色を『日東第一形勝』と誉めたたえ、幕末、坂本竜馬の『いろは丸事件』の舞台となり、宮城道雄は鞆の浦の景色をイメージして箏曲『春の海』を作りました。

航海術の発達により、中継港としての役割は他の港に譲りましたが、おかげで鞆の街並み・港とも昔ながらの風情をよく残しています。

そして鞆はアニメ『崖の上のポニョ』のモデルとなった街。アニメの構想を練るため、宮崎駿監督は数カ月鞆に籠りました。鞆の港はポニョのふるさとになったのです。

 

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()名前(なくま)神社。古く延喜式に記載がある格式のある神社で、京都の八坂神社の元宮です。

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「いろは丸事件」の際、坂本竜馬ら「土佐海援隊」の宿舎となった家

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福禅寺・対潮楼(備後33箇所第2番霊場)からの景色。

この景色を朝鮮通信使は「日東第一形勝」と誉めたたえ、宮城道雄は春の海に凝縮しました。

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常夜灯。鞆の津のシンボルです

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鞆の町はこんな具合に狭い路地が入り組んでいます

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保命酒。もち米を醸し、中に16種類の薬草を漬け込んだ薬味酒。

鞆の名物で、ペリー提督の歓迎晩餐会で供され、座の話題をさらったと伝えられています。現在、4軒の蔵元があります。

 

 

 

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第45回 チューナー功罪                          平成23年9月4日

 

「ちょっと聞くけど…楽器にみんな何を付けているの?」

こう聞いてきたのは、学生時代の先輩でした。

「あれはクリップチューナーですよ。楽器につけてその振動でチューニングするっていう機械ですよ」と言うと、

「えっ?チューニングって、音を聴いてするんじゃないの?」

 

確かにその通り。学生時代では、音叉や大きなチューナーから音を拾ってきて、その音に合わせてチューニングしていたものです。

いまや電子技術の発達により、ほんの小さなクリップチューナーが手軽に扱えます。振動を拾うピエゾ機能のおかげで、廻りの音を気にせずチューニングできる優れ物で、皆さんご愛用の方が殆どでしょう。先日テレビで沖縄の(さん)(しん)につけて歌っている方を見ました。筆者も愛用しています。

 

しかしその反面、楽器につけっぱなしという方も少なくなく、ともすれば演奏中頻繁にチューニングすることになります。それも練習中ならまだしも、本番演奏中にチューニングを始める演奏者もいて、これは噴飯ものです。

どうもチューナーのメーターを合わすことに目が行ってしまって、肝心の音程を合わす…楽器として正しい音程に調整する…ということがおろそかになっているようです。

 

これを機に、再度チューニングの基本に立ち返ってみたいと思っています。

まず、基準Aをとる。後はあえてチューナーをはずし、各弦を合わせていく。そして上下を合わせる。

各弦をチューナーでとるより時間がかかります。自分でOK!と思って改めてチューナーで確認してみると違っていることもしばしばです。

しかしこれを繰り返すことによって、自分の耳が慣れ鍛えられ、より正確なピッチコントロールに繋がることと思っています。

 

 

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第46回 古典に学ぶ                           平成23年9月10日

 

日本画家の平山郁夫画伯。若き頃の画伯が東京美術学校に入学する時、大伯父・清水南山氏(彫金の第一人者)は『古典に学べ』と諭されたそうです。

 

「古典に学ぶというのは、ただ単に日本のことだけを考えるのではなく、さらにその文化の源流まで学びなさい。また、東西のいろいろな古典に学び、とりわけ東洋のものをよく勉強しなさい」

 

平山画伯は大伯父の教えを忠実に守り、美術学校時代は早朝に起きて読書、昼は学校で実技や講義、夜はまた下宿で4〜5時間の読書をした、と述懐しています。

なぜ南山氏は「古典を読め」と言ったのでしょうか。

 

「それは、私たちが描く各々の作品には、それを描いた人の人生が表れるからです。

これはもちろん絵のことだけではありません。どんな仕事をしていても、その人が描き出す人生はその人生観によって支えられている、といったほうがよいでしょう。

そして、自分という作品を一過性のもので終わらせるのではなく、時代を超えて人々に愛されるためには、やはり、その人生観が新旧を越えたオーソドックスなものでなければなりません。

古典というのは、そういう普遍性を持ったものなのです。だからこそ今なお輝いているのであり、その輝き続ける理由を学ばなければならないのです。」(平山郁夫著「ぶれない」三笠書房刊より引用)

 

音楽を愛好する私たちにとって、古典とはさしずめバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディなどでしょう。とりわけバッハは古今多くの作曲家や演奏家が賛辞を送っています。

 

「バッハかあ…」

実は筆者は、バッハは苦手な音楽家でした。肖像画から受けるいかつい印象、また形式美の極致ともいうべき堅苦しさを感じる音楽。これらが相まって敬遠していたのです。

 

先日パラパラと本をめくっていたら、こんな言葉が目に飛び込んできました。

「大バッハの厳格な風貌や重々しいカツラに恐れをなしてはいけません。彼の楽句のひとつひとつから流れ出てくる愛を、高貴な寛大さを感じとろうでありませんか」

これはチェンバロの再発見と普及に尽くしたワンダ・ランドフスカの言葉です。

なるほどバッハの時代、公式の場にはカツラをかぶってくるのが常識、バッハをはじめハイドン・モーツアルト等もカツラをかぶった姿で残っています。そう考えると、これはどうも食わず嫌いだったのかもしれません。改めてバッハを学んでみようかと思います。

 

 

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第47回 アンサンブル青葉メンバーが施設訪問               平成23年9月19日

 

昨18日(日)、アンサンブル青葉メンバー6名が介護施設「ボン・セジュール江田」を訪問しました。ボン・セジュールでの演奏はこれで4回目です。今回は特に「敬老の日」のイベントとして行われました。

 

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演奏曲目:あの丘越えて、影を慕いて、上を向いて歩こう、あざみの歌、高原列車は行く、

里の秋、湯の町エレジー、丘を越えて、紅葉、ふるさと、青い山脈

 

4回目とあって、入居の皆さん心待ちにしていただいていたようです。マンドリン合奏の他、当アンサンブルの重鎮Sさんのハーモニカの演奏もあり、聞き入っていました。

そしてお待ちかねの歌。歌詞カードを配り、メンバーの一人の「サンシ、ハイっ!」の声に合わせて大合唱。歌い終わった皆さんから「懐かしい!!」と声をかけていただき、好評のうちに終了しました。

 

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第48回 楽器の構え方                          平成23年9月24日

 

「う〜ん、ネックが上がり過ぎだ…」

自分が演奏する姿はあまり見たことがありません。演奏会の舞台写真等で写っている姿を垣間見るだけです。

それが最近どアップで写っている写真を見る機会があり、思わずうなってしまいました(ちなみにセロ弾きです)。

 

ネックが左肩の辺りに来るように構えるのが自分のやり方でした。それが自然な構え方だと考えていたのです。しかし実際には、自分が思っていたネックの位置が高い。

「この構え方ではピックが弦に水平に当たらず、ガサガサとしたピック音が出る原因になっていたのではないだろうか。」

 

普段の構えよりネックをぐっと下げ、棹が水平になる様に構えてみます。これで腕を弦留めの辺りから振れば、ピックは弦に水平に当たる様になります。音も以前よりはっきりしたと大きな音が出ています。

 

「でも、この構え方だと…」

そう、ピックが弦に当たる位置がサウンドホールの端になり、硬い音はいいけどフレットよりで弾く柔らかい音は弾きにくくなります。また、ネックの位置が遠くなるので運指が確認しづらくなります。これは構え方を変えることで慣れるべきか、それとも他の方法があるのでしょうか。

 

学生以来楽器を構えて四半世紀以上。もうすっかり慣れ親しんだと思っていたものに、まだまだ改善の余地がありました。

 

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第49回 演奏の準備                           平成23年10月2日

 

10月に入りました。演奏会シーズンの幕開け、皆さんも演奏会に向けて練習に余念がないものと思います。

 

昨日、ラジオで横山幸雄さんの対談を聴きました。

 

横山幸雄さん…19歳の時にショパン国際ピアノコンクールに日本人最年少で入賞した、我が国を代表するピアニスト。ショパンの積極的な演奏により、ポーランド政府から「ショパンパスポート」を授与されています。他に受賞多数。今年は未発表曲を含め、確認されているショパンの独奏曲全212曲を暗譜で弾きとおし、「24時間で最も多い曲数を一人で弾いたアーティスト」としてギネス記録に認定されています。

 

ピアノを始めたエピソードやこだわりのアイテムについてなど興味深い対談でしたが、一番印象に残ったのは、「(大切な事は)舞台上で100%の力を出すこと」「そのための準備をすること」と言われたことでした。

 

いま練習中の曲の数々。ちゃんと弾けているのだろうか? 確かに毎日慌ただしく。仕事も家庭も疎かにはできない。でも、それを練習していないことへの言い訳にしてはいけないぞ。

 

演奏会まで残りわずか。舞台の上で100%の力を出すための練習が続きます。何よりの激励の言葉でした。

 

 

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第50回 化粧衣装の花舞台                        平成23年10月9日

 

まもなく区民音楽祭。今年も青葉区内の音楽団体が練習の成果を披露しあいます。そしてそこでは様々な楽器の他、カラフルな衣装が舞台を彩ります。

 

衣装は、オーソドックスなところで男性はダークスーツに白ワイシャツ、ネクタイ。女性は白ブラウスにロングスカートでしょう。

 

古い写真を見てみますと、40〜50年前の学生マンドリンオーケストラでは出演者は詰襟、つまり学生服姿です。もっとも当時の学生さんは日常ごく当たり前に学生服を着ていたので、自然な姿だったのでしょう。

 

筆者が学生のころの舞台衣装は、オーソドックスなスタイルに変わっていました。

その頃名古屋大学ギター・マンドリンクラブの東京公演があり、男性はスーツでしたが、女性は白ブラウスの胸元にえんじのリボンを結んでいました。同期の女性が「わぁ、かわいくていいね!」としきりにうらやましがっていましたっけ。当時はアクセサリーはご法度、卒業生がコサージを付けるくらいでしたから。

 

今は衣装も様々です。女性のブラウスにしても淡いピンクやブルーだったりして華やかです。他にも紗のスカーフを巻いてこられたり。男女とも黒づくめの服装だったり、お揃いのブレザーで決めてこられたり。舞台衣装というレギュレーションはありますが、思い思いに工夫をされています。

今年もまた、個性豊かな皆さんと舞台が共にできますことを楽しみにしています。

 

 

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